一戸建てに暮らす子供にとっては、マンションに住む友達がうらやましいもの。
同じ建物にたくさんの友達がいたり、敷地内に公園があったりするのですから、マンション暮らしに憧れるのも無理はありません。
しかし、大人になってからはどうでしょう?マンション暮らしが長くなると、庭付き一戸建ての暮らしを夢見る人も多いのではないでしょうか。
そんな夢をかなえるべく、マンションから一戸建てに住み替える際のメリットと注意点に関して、これから詳しく解説いたします。
マンションから一戸建てに住み替えるメリット
一戸建てに住み替えることで得られるメリット。
それはなんと言っても庭のある生活を楽しめることではないでしょうか。
花好きな人は念願のガーデニングを、家庭菜園を始めてみたかった人は、安心無農薬の摘みたて野菜を楽しむことができてしまいます。
庭を持つことで生活の質を高めることができるのが、一戸建てに引っ越すいちばんの魅力ではないでしょうか。そして、一戸建てでは両隣や上下階の世帯への気遣いもいりません。
子供に我慢を強いることなく、のびのびと育てられる環境も一戸建てには整っています。マンションでははばかられる夜間の洗濯だって、気兼ねする必要がありません。
また、マンション暮らしでは管理費や修繕積立金といった出費が伴いますが、一戸建てに引っ越せばそうした支出もなくなります。
定期的に行われる組合の集まりなどからも解放され、週末の貴重な時間をマンションの行事に費やす必要もなくなります。駐車スペースを確保すれば、玄関を出てすぐの場所に車を停めることだってできます。
天気が悪い時や重い荷物の持ち運びの際はとても便利。何より小さなお子さんが居る家庭にとって、玄関先の駐車スペースはとても重宝します。
最近ではペットを飼えるマンションも増えていますが、種類や頭数に制限があるのが一般的です。一戸建てなら、モラルさえ守れば自分が好きな動物を何匹でも買うことができます。
ペットを飼っていた家を売る方法。匂いやキズがあっても大丈夫?
早めに家やマンションを買い替えたいのであれば、イエイで一括査定を行う事をおススメします。
イエイでの一括査定であれば最大6つ不動産会社に見積もってもらえるので、売却額に1000万円以上の額の差が出る事があります。
マンションの一括査定については以下からどうぞ
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一戸建てとマンションはどっちがいいの?
このように、一戸建てには多くのメリットがありますその多くは、マンションに住んでいる限りは叶えることが難しい素晴らしいものです。
その一方で、デメリットだって存在するはずです。これから、一戸建てに住むデメリットについて考えてみることにしましょう。
・物件価格
同じ立地条件下では、一戸建ての価格はマンションよりも高くなる傾向があります。マンションでは一世帯あたりの土地の持ち分が一戸建てに比べて少ないため、その分価格が抑えられる傾向があるのです。
・修繕費
一戸建てでは毎月の修繕費を支出する必要がありません。しかし、年月を経るにつれて建物は劣化していくため、将来必要になる修繕費を積み立てていく計画性が求められることになります。
・セキュリティ
マンションと違って、オートロックや監視カメラで守られた一戸建てはそう多くありません。空き巣や放火などに対する防犯対策を独自に施す必要があります。
・気密性、断熱性、保温性
四方と上下を外気および地面に覆われた一戸建ては、室内を温かく保つことが難しい環境にあります。
このように、一戸建てにも一定のデメリットが存在するため、一概にどっちがいいということは言えません。
マンションと一戸建て、それぞれのメリットとデメリットを知ったうえで、自分の希望を多く叶えられ自分が感じるデメリットの少ない方を選ぶべきではないでしょうか。
マンションを戸建に買い替える場合ローンはどうなる?完済してる場合と完済出来てない場合
マンションから一戸建てへの買い替えを検討する際、どうしても避けて通ることのできないローンの話。
いま住んでいるマンションのローンを完済しているようであれば問題はないのですが、まだ返済中の場合はどうなるのでしょう?
物件種別に関係なくローンが残っていても売却をすることは可能です。
しかし、売却の際はローンの残債を一括返済しなければならなりません。
一括返済をするには「手持ちの現金で返済する」、「売却代金を返済に充てる」、「売却代金を返済に充て、不足分を手持ちの現金で補う」という3通りの方法が考えられます。
3番目のケースに相当する場合は、預貯金、新たな借金、保険の解約、株式の売却などによって、返済額の不足分を補わなければなりません。
場合によっては、生活が立ち行かなくなることも考えられます。
こうしたリスクを伴う住み替えに対しては、慎重になるべきでしょう。
どうしても住み替えが必要な人にとっては、買い替えローンを利用する方法があります。
マンション買い替え時にダブルローンを使用しないで済ませる方法
買い替えローンとは、いま返済中の住宅ローンをこれから購入する住宅のローンに上乗せできてしまうというもの。
ただ借入額が大きくなるため、十分考えた上で申し込むことをおすすめします。また借入額が大きくなる分、審査が厳しくなることも理解しておくようにしてください。
また買い替えを行う場合1円でも高く家を売る事が重要になってくるのではないでしょうか。
1円でも高く家を売るには一括査定をおすすめします。
一括査定を行うのと行わないのでは査定額に300万円以上の差が出る事もあります。
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じゃあ逆は?戸建からマンションに買い替えるメリットとデメリット
一戸建てからマンションへの住み替えには、次のようなメリットがあると考えられます。
マンションは、駅前などの利便性の高い場所に建てられる物件も多く、車を必要とした生活を送らずにすみます。よって、運転免許をもたない人やシニア世代にとっても魅力的でしょう。
同じ立地条件で比べると、一戸建てに比べて安く購入できるのもマンションの良いところです。
ご説明したように、マンションは一戸建てに比べて保温性が高いほか、高機能な設備が多く備わっているのもマンションのメリットのひとつ。ディスポーザー、浴室暖房・乾燥、オートロック、宅配ボックスといった便利な設備が充実しています。
セキュリティの高さも、一戸建てにはないメリットです。マンションにはオートロックや防犯カメラなどの防犯設備が整っています。また、高層階に至っては外部から進入される心配もほとんどないでしょう。
管理人が常駐しているマンションでは、日常の共用部分の掃除などは管理人が行ってくれます。
一方、マンション住まいでも一戸建て同様デメリットは存在します。
マンションでの生活では、住宅ローンの返済にも毎月の支出が伴います。それは、既に触れている管理費および修繕積立金、それと駐車場・駐輪場使用料です。
管理費は、階段や廊下、エレベーターなどの共用施設の維持管理を行うために必要な費用のこと。管理費の額はマンションによって異なりますが、都内では15,000円程度のことが多いようです。
そして、マンションの資産価値を維持するためには、定期的なメンテナンスは欠かせません。修繕積立金とは、こうしたメンテナンスや将来必要になる大規模修繕に備えて積み立てられるお金のこと。修繕積立金の額もマンションによって異なりますが、一般的には12,000円程度です。そして修繕積立ては、一戸建てでも自分自身で行う必要があります。
またマンションでは、車や自転車を所有している場合は駐車場使用料や駐輪場使用料を支払わなければなりません。
老後は戸建てが安心ってのは本当?
「周囲のしがらみから逃れて、老後は一戸建てでのんびりと・・・」。こうした暮らしも素晴らしいですが、老後は一戸建てが安心というのは本当なのでしょうか?
先述のとおり、利便性を考えると、むしろマンション生活の方が老後にはやさしい面もあります。
マンションに住めば、階段の上り下りだってありません。こうしたことから、一戸建てでの生活を楽しむための条件として、老後も健康でいることが求められそうです。