お金を借りたい事情があるとき候補に上がりやすいのが、大手の消費者金融の商品(カードローン/フリーローン)です。
大手の消費者金融のカードローン(フリーローン)は使途に指定がないので「資金使途」はショッピングや旅行を目的としていても申し込むことができます。
「大手」の安心感を求めて絞り込んでもいくつか選択肢がありますが、その中で選ぶときの基準の1つになるのが無利息サービスです。
お金を借りると付いてくる「金利」が一定期間0円になるというサービスです。
借りてから比較的短期間で完済できる方にはだいぶ魅力的なこちらのサービスについて。今回は対応している大手の消費者金融や特徴を確認していきましょう。
金利0円でお金を借りる裏技じゃない最大30日の無利息サービスとは?
お金を借りると金利が付きます。
消費者金融はビジネスなので金利を付けて利益を出すわけですが、
- 初めて契約する
- 期間限定(だいたい30日間に設定されることが多い)
という前提で、金利は付かずに借入することができる場合があります。
金利が付かないということは、借りた金額だけ返済すればOKということ。
つまり金利を支払わなくていいということで、無利息期間中に返済すればプラスマイナス0ということになります。
別に追加でお金が入るわけではありませんが、お得です。
注意点は無利息期間というのは常にではなく期間が決まっています。
その期間中に完済できなければ期間終了から金利が付き始めます。
最大30日無利息サービスを実施中のカードローン
大手の消費者金融で、現在「最大30日無利息サービス」を実施しているところを確認してみましょう。
- アコム
- プロミス
- レイクALSA(※別途キャンペーン中なので後で解説します)
「アコム」「プロミス」「レイクALSA」という、CMでもお馴染みの有名どころが並んでいます。この中から選択して申し込みするなら、無利息期間を活用するチャンスがあります!
金利0円は初めて契約する方向けのサービス
上記で触れた大手の消費者金融は「無利息サービス」を用意していますが、注意したいのはいつでも誰でも無利息サービスを利用できるわけではなく、どこもその消費者金融と「初めて契約する方」を対象にしています。
つまり既に契約済みでカードを持っていると無利息サービスは利用できません。
以下で無利息サービスの注意点を2つ確認しましょう。
【注意1】一度解約して再契約しても対象にはならない!
無利息サービスの注意点1は、一度契約し完済して解約して再契約をしたとしても適用されないことです。
解約⇒再契約すると、もう一度申し込み手続きや契約手続きをしなければなりません。
そのため気持ち的には「最初から契約」している感がありますが、過去に一度でもその消費者金融に契約した実績があると無利息サービスは適用されません。
再契約の手続きをした直後に消費者金融のオペレーターに「今回は再契約だから無利息サービスの適用はありません」といわれたとしても「え、なにそれ!」と不満を感じないようにしましょう。
【注意2】契約してから30日間。ほっておくと終了してしまう!?
無利息サービスはだいたいの消費者金融が基本的に「30日間」を目安にしています。
この30日間は初回利用日からの30日間ではなく、基本的に「契約日」で考えます。
消費者金融のカードローン、フリーローンは契約した瞬間にお金を借りなければいけないわけではなく必要になった好きなタイミングでカードを使ったりアプリを使ったりして借入できます。
人によっては契約から1ヵ月以上経過してから初めて借入を行う場合もあります。
しかし、多くの消費者金融の無利息期間は契約日を基準にしているので、契約から1ヵ月以上経過してから借入をすると無利息サービスは終了済みという扱いになり普通に金利がかかります。
「無利息サービスを魅力に感じている」という方は契約のタイミングに注意しましょう。
ちなみに今回ピックアップした中でプロミスだけ、契約日基準ではなく初めての利用日基準です。
初めて利用した翌日から無利息サービスがスタートするので、契約日から初借入まで期間が空きそうだけど無利息サービスを活用したいという方はプロミスを優先して検討しましょう。
金利0円・最大30日の無利息サービスに向いている人
最大30日の無利息サービスに向いている方について確認していきましょう。
その前に、今回ピックアップしている「アコム」「プロミス」「レイクALSA」の無利息サービスの少し詳しい特徴は以下を参考にしてください。
【各消費者金融の最大30日の無利息サービスの特徴】
消費者金融名 | 最大30日無利息サービスの特徴 |
アコム | 初契約の方向け。「契約日の翌日」から30日間無利息期間となる。 |
プロミス | 初契約の方向け。「初回の利用日の翌日」から30日間無利息期間となる(借入しなければ無利息期間はスタートしない!) |
レイクALSA | 初契約の方向け。「契約日の翌日」から「60日間」(※普段は30日間ですが、2019年5月15日までは60日間無利息期間になるキャンペーンを実施中です!!) |
(※レイクALSAは2019年5月15日まで注目のキャンペーンを実施中ですが、普段は30日間となることが多いので以下では他の消費者金融と合わせて「30日間」表記で記載していきます)
上記の3つのサービスの中で単純に無利息サービスの条件だけで見ると魅力がキラリと光っているのが「プロミス」です。
それでは1つずつ、無利息サービス向きの人はどのような人なのか確認しましょう。
1、どんな理由でもとりあえず初めて借りる
とりあえずどのような理由でも、初めてその消費者金融と契約を交わす方は無利息サービスに向いています。
無利息サービス中に完済できれば最もいいといえますが、完済できなくてもあったほうが便利です。あって損するものではありません。
初めて契約する方には無利息サービスが付くので、とりあえず初めて契約する時点で無利息サービスには向いているといえます。
大手の消費者金融のカードローン、フリーローンの資金使途は基本的に自由なので、「使途」によって向いている向いていないが左右されることはありません。
とりあえずどうせ初めて契約するなら無利息サービスを持っている消費者金融の商品を選んでみるのはいかがでしょうか。
2、すぐに完済できる見込みがある
そしてこちらに該当する方が最も無利息サービスのメリットを感じられるはずです。
「すぐに完済できる見込みがある」方。
無利息サービス中に完済すれば当たり前ですが金利はかからないので、借りた分とまったく同じ金額返済すればいいだけです。(返済の仕方によっては手数料がかかる可能性もありますがATM経由の一括なら約200円です)
金利が発生すると完済しても金利分が上乗せになるので(企業からお金を借りている分仕方ないといえます)内容や状況によっては金利総額はなかなかもったいないと感じるかもしれません。
すぐに完済できる見込みがあるなら、無利息サービスはメリットばかり!
無利息サービスがある消費者金融に申し込みするのはいかがでしょうか…というか大手の消費者金融ならだいたいが実施していますが、商品によってあったりなかったりするケースや、タイミングによって実施していなかったりする可能性も考えられるので申し込み前に公式サイトで事前に確認するようにしましょう。
どうせ借入するなら無利息サービスを上手に駆使して借入しましょう!
金利0円・最大30日の無利息サービスでお金を借りる以外の方法
金利0円・最大30日の無利息サービスを駆使する方法以外でお金を借りるなら、サービスの有無に関わらず好きな消費者金融や商品を選んで申し込みしましょう。
金利0円・最大30日の無利息サービスがあるところを選びたいなら、公式サイトなどで事前確認が必要ですが、なくてもいいということであれば好きなところを自由に選択できます。
金利0円・最大30日の無利息サービスがないところも含めて申し込みする候補を考えるなら、例えば「街金」や「銀行ローン」「クレジットカードのキャッシング枠」も候補になります。
こちらも場合によっては無利息サービスを実施していることもありますが、実施していないことも多いので状況次第(それからその商品を扱う企業次第)です。
金利0円・最大30日の無利息サービスの有無に関わらずお金を借りるという選択肢を改めてまとめてみましょう。
- 「大手」の消費者金融のカードローン、フリーローン
- 街金(中小規模の消費者金融)のカードローン、フリーローン
- 銀行ローン(カードローンやフリーローンもある)
- クレジットカードのキャッシング枠の活用
- 身内や友達から借りる
もっと細かいところまで視点を当てると、質屋から借りるのも選択肢になるかもしれませんが、基本的によく挙がる借入手段は上記の通りです。
この中で金利0円・最大30日の無利息サービスに強い(このサービスを取り扱っているイメージが強い)のは「大手」の消費者金融のカードローン、フリーローンではないでしょうか。
街金(中小規模の消費者金融)でもたまに実施していることがありますが、全体的にみるとけっこう珍しいです。
あとは銀行ローンも、銀行や時期によっては無利息サービスが出てくることもありますが、こちらも要確認です。
利用するサービスによって無利息期間が異なる点も注意
アコム、プロミス、レイクALSAのような大手の消費者金融はCMでもお馴染みで知名度も高いですが、だからなのか定着している取り扱い商品のイメージといえば!カードを使用して(最近はカードレスにもできるのが基本)資金使途自由で、上限金額の範囲で好きなタイミングで何回でも借入できる「フリーローン」ですよね。
しかしアコム、プロミス、レイクALSAのような大手の消費者金融は基本的にフリーローンだけを取り扱っているわけではありません。例えばアコムならクレジットカードの取り扱いもあったり、他のところは借り換えを専門としたローンや借入する資金使途を事業に限定した商品があったりします。
金利0円・最大30日の無利息サービスは、フリーローンのほうで適用されることが多いです。
借り換えや事業ローンなどでは適用されないことがあります。
これはタイミングや、消費者金融によっても条件は変わってきます。申し込みする前には確認が必要です。
事前に、「金利0円・最大30日の無利息サービスは全ての商品に適用されるわけではない、適用されない商品もある」ということを認識しておきましょう。
渡り鳥作戦をしても手数料はかかる
金利0円・最大30日の無利息サービスがある消費者金融の複数社に契約して、1社から無利息サービス中に借りて無利息サービスが終わるギリギリになったら別の1社から借りて「渡り鳥」のように金利0円ワールドを渡り歩くテクニック…に注目している方も中にはいるようです。
イメージは、動画配信サービスの無料トライアル期間の渡り歩きで、なるべく長く金利がかからないようにする…という感じに近いでしょうか。
同じようなことが消費者金融の商品でできるのかというと、手間を惜しまないならできます。しかし手間の割にメリットは少ないです。
まず、現在の法律では総量規制により借入総額は年収の3分の1以下にならないといけないので、複数社と契約を交わすなら各社から借入できる上限金額は少なくなります。
この時点でまとめて大金を借りたい方からするとメリットはなくなります。(複数社から借入した合計で金額を間に合わせないといけないため面倒。毎月の返済のタイミングはどこも同時期になるので1回あたりの返済金額だけ妙に高くつく可能性あり)
渡り鳥作戦でメリットを感じられるとしたら、年収が150万円以上くらいはあり借入したい金額(総額)は10万円~20万円くらいまでで、2ヵ月あればまとめて完済できる…状況にある場合でしょうか。
それなら2社に契約して金利0円・最大30日の無利息サービスを渡り歩くことで、それぞれの期間を駆使して金利0のまま完済を迎えることができます。
ただ、借入方法・返済方法によっては手数料などは自分持ちなのは注意しないといけません。
渡り鳥作戦はやろうと思えばできないことはありませんが、このやり方にメリットを感じられる方は少ないです。
メリットを感じられない立場の方はやらないほうがいいでしょう。
友達に借金すると友情にヒビが入ることもある
金利0円・最大30日の無利息サービスのあるなしに関わらず、消費者金融でも、それから銀行でも。「企業からお金を借りるのはちょっと…」という気持ちがある方は意外と多いのではないでしょうか。
借金をするということは企業と自分の契約です。
企業はお金をボランティアでくれるわけではないので、借りたら返さないといけません。そこには(金利0円・最大30日の無利息サービスの活用によって条件は変わるものの)金利が必要になります。
「今月は厳しいから返済はちょっと待って」という相談は、相手が消費者金融でもできます(話は聞いてくれます)ただ、その代わり延滞分の利息がつくのでやっぱり企業からお金を借りるというのは大変なことではあります。
そう考えると、お金を貸してくれる身内や友達がいたとしたら…ありがたいことではないでしょうか。
もし身内や友達が「お金貸すよ」といったらどうしますか?
人によっては「わーい」と飛びつくこともありますが、「いいや、自己責任だから企業(消費者金融)と契約を交わしてルールにのっとって借りる」という方もいます。
それは個人の自由。状況によっては身内や友達から借りたほうがいいこともあるでしょう。
しかし基本的には「友達」に該当する相手からは借りないほうがいいのではないでしょうか。
「金の切れ目は縁の切れ目」という言葉もある通り、お金のトラブルで友情にヒビが入ることは意外と珍しくありません。
理由は本当に返済が厳しくてということケースもありますが、中には「友達だからまあ、待ってよ」と気が緩んでしまい、友達が「早く返せよ」と激怒するというケースもあります。
契約を結ぶ相手が企業ではないからこそ、本気で怒ったときの燃え具合では友情なんてこっぱみじんになってしまいます。
ということで、金利0円・最大30日の無利息サービスがあるかなしか、企業と契約を交わしてお金を借りるのは抵抗があるかないかは別にして友達から借りるくらいなら、企業から借りる。ついでに金利0円・最大30日の無利息サービスを利用したほうがいい…という感じです。
金利0円・最大30日の無利息サービスありのカードローンの特徴
今回、金利0円・最大30日の無利息サービスありの消費者金融としてご紹介したのがアコム、プロミス、レイクALSAです。
それぞれはもうとても知名度が高いので、初めて消費者金融を利用する方からしても安心ではないでしょうか。
以下では各サービスの特徴を1つずつ確認していきましょう。
【各消費者金融のフリーローン実質年率】
消費者金融名 | 実質年率 |
アコム | 3.0%~18.0% |
プロミス | 4.5%~17.8% |
レイクALSA | 4.5%~18.0% |
知名度抜群「アコム」は初めてでも気軽?
アコムは消費者金融業界でも圧倒的な知名度を誇りますよね。街中でアコムの看板を見かける機会は多いです。
アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループのサービスです。
消費者金融では珍しく、カードローン(フリーローン)だけでなくクレジットカードも取り扱っています。
カードローンの申し込みに合わせてクレジットカードも申し込みして所持すると普段のショッピングでも役に立って便利です。
アコムは消費者金融という特徴からクレジットカードの審査も、優しい説があります。
審査があるものなのでもちろん審査に落ちることもあり社内基準は非公開ですが、クレジットカード会社のクレジットカードに申し込んで審査落ちした経験がある方も諦めずに一度アコムのクレジットカードに申し込みしてみるのはいかがでしょうか。
金利0円・最大30日の無利息サービスと組み合わせれば何かと便利です。
三井住友銀行グループの「プロミス」
プロミスは三井住友銀行グループで安心の消費者金融です。
今回ご紹介している金利0円・最大30日の無利息サービスという部分でみると、契約日ではなく利用日の翌日からスタートするので便利度でみれば圧倒的だといえます。
消費者金融の商品の中では資金使途自由のカードローン(フリーローン)と同様にお馴染みの、おまとめローン(複数社で借入している方の返済を1つにまとめるための商品)の取り扱いがあります。
さらに!!プロミスの商品は他にも色々。
プロミスの商品名 | 商品の特徴 |
レディースキャッシング | 女性向けのカードローン(フリーローン) |
自営者カードローン | 自営者向けのカードローン(フリーローン)事業資金はもちろん何とプライベート資金での借入もOK! |
目的ローン | 教育資金や結婚資金など借入の目的が決まっている方向けの商品。カードローン(フリーローン)より金利がお得になりやすいです。 |
このように、カードローン(フリーローン)以外にもいくつかの商品があります。
商品によっては金利がお得になる場合もあります。
自分の状況に合わせて最適な商品を選択できる選択肢があるのもプロミスの魅力です。
「どの商品がいいかな?」と迷ったときにはプロミスのオペレーターに電話で相談しましょう。
ちなみにプロミスは借入や返済に三井住友銀行のATMも利用できるので、三井住友銀行の口座を所持している方からするととても便利でもあります!
「レイクALSA」は60日間の無利息サービスあり!
レイクALSAは新生銀行グループのサービスです。こちらもお馴染みで知名度は高めです。
レイクALSAは基本的に30日間の無利息サービスを実施していることが多いですが、記事執筆時点ではたまたま期間限定のキャンペーンで「60日間」の無利息サービスを実施しています。
先ほど「渡り鳥作戦」について触れましたが、2ヵ月以内に完済する目途があるならわざわざ渡り鳥作戦をしなくてもキャンペーン期間中にレイクALSAに申し込みするほうがいいかも…。
ちなみにレイクALSAにはいいところ(強み)があります。それは提携ATMを利用しても手数料が無料だということ。レイクALSAのATMはもちろん、提携ATMも手数料が無料です。
実は提携ATMまで手数料が無料というのはなかなか珍しいです。普段コンビニATMで返済するという方はレイクALSAだとお得になりやすいです。
普段の時期だけで判断するならプロミスの初利用日基準の無利息サービスがお得度強めですが、このキャンペーンでみるとレイクALSAは超サービス精神が旺盛なので、見逃せないというか…あとは好みと利用スケジュール次第です!
まとめ:金利0円・最大30日の無利息サービスは場合によっては超便利!
今回は、知名度の高い大手の消費者金融のカードローン(フリーローン)に適用される「無利息サービス」に視点を当ててご紹介しました。
消費者金融を利用する全員が全員、無利息期間を重視しているというわけではなく正直あまり興味を持っていないという方もいます。
ただ、無利息サービスの期間中に完済できる目途があるなら確実に注目しておいたほうがいいでしょう。
無利息サービスは時期やタイミングによっては時々期間が変わっていたり、消費者金融によっては対応していなかったり、逆に対応を始めたりすることがあるので、複数社の中で申し込み先に迷った場合は無利息サービスの有無にも注目して選択してみるのはいかがでしょうか。