プログラミング学習者であれば、python言語はよく見かけるフレーズではないでしょうか?
プログラミングと一口に言っても、その種類は千差万別。
どれが良い悪いというのは、利用される目的によって最適なものが変わるためなんとも言い難いのですがPython言語はこれからを担う重要なものであることは間違いありません。
そこで今回は、
- Python言語の評判や特長
- Python言語で作られた有名なプロダクト
- Python言語の今後の可能性や将来性
について詳しく解説して、記事としてまとめていきます。
python言語はプログラミング学習者からも人気が高い
現在、プログラミングスクールや現場でよく「Python 言語」「Pythonコーディング」というフレーズをよく目にします。
これから学習をはじめる人にとってプログラミング言語は、少し敷居の高い、難しい分野だと感じている人が多いかもしれません。
しかし、ウェブサイトでよく使われるHTMLやCSSなどもプログラミング言語の一種。
そう考えると、なんとなく理解が深まる気がしませんか?
実際にPython言語を習っている人の感想を見てみると、それはさらに強くなるかもしれません。
今から20年前ぐらい前はデータベースから取得したデータをグラフ化するために一生懸命コードを書く必要があったが、今はこんなに簡単にビジュアル化できるのですね。勉強不足で知りませんでした。こんなに簡単に使えるなら個人利用で様々な所で使用できるのでは? #python #InfluxDB #Grafana #Arduino pic.twitter.com/C2UwsGYj1D
— モン吉 (@monkichimonchan) June 30, 2019
その人気の秘密はこの方のように、実際にコードをくむ人がシンプルで分かりやすいことが大きいです。
コードを組む時にシンプルで分かりやすいのは、自担や確認作業をする上でかなり大きなメリットです。
その上、万が一トラブルが起きた時や後から仕様を変える時などにも使い勝手がよく、便利なプログラミング言語であることが評価されています。
もちろん、Python言語が人気なのはそれだけが理由ではありません。
こちらの方は、アレクサなどのAIスピーカーにスマホの通話記録を録音する仕組みやサイクルをまとめています。
Pythonは今、アメリカのIT企業を中心にAIやIoT家電などを構築するためのプログラミング言語として需要が急激に高まっているのです。
幸いというか残念ながらというか、日本はPythonを使うエンジニアが足りていないので、仕事につながりやすいプログラミングとして注目を集めているのです。
SNSでユーザーのリアルな意見を探してみたところ海外の方からもPythonは人気の高いプログラミング言語であることが分かりました。
この方は、フォトショを使わずにPythonでロゴデザインをしているそうです。
PythonというとAI(人工知能)や、IoTの分野でよく使われているイメージが強いですがグラフィックデザイナーからも支持されているのですね。
あとは関係ありませんが、こんな風にPython言語をタトゥーにしている人まで。
ごちゃごちゃとしたプログラミング言語であれば、こんな風にデザイン性も高くないことでしょう。
まずはPython言語がスッキリとした分かりやすさと、実用性を兼ね備えているプログラミング言語であるということが分かりました。
そもそもpython言語はどんなプログラミング言語?
そもそも、Pythonはどんな歴史をもつプログラミング言語なのでしょうか?
AIやIoTに使われていると聞くと、なんだか誕生したばかりの新しい種類の言語だというイメージをもつかもしれません。
しかし、実際にpython言語が誕生したのは1991年前後ころのことでした。
それまでよく使われていたC言語は、コードの文法が複雑だったことが難点でした。
開発者のヴァンロッサム氏は従来よりも大幅に簡素化し、分かりやすくどんな人でもプログラムを組みやすいPythonを考案し発表したのです。
その後1994年、2000年、2008年、2015年にバージョンアップを行い、時代やニーズに沿った機能が追加されてきました。
シンプルなコードで構築されるということは、データも比較的軽くなるので操作性も高くなるということ。
アメリカを中心にプログラミングの授業で教えられてきましたが、爆発的に人気や需要が伸びたのはつい最近のこと。
以下、さらに詳しい説明はPythonのウィキペディアをご覧ください。
なぜ人気なの?
なぜ近年、数あるプログラミング言語の中でもPython言語が人気が高いのか?というと「時代の仕組みにあっていて、ニーズが高まっているから」ということが言えるでしょう。
特に注目されているのが、
- AI(人工知能)
- 機械学習(ディープラーニング
への活用です。
実はPythonは昔から人工知能の研究に用いられており、現在有名なWebサービスからプロダクトまで幅広く使われているのです。
Pythonはシンプルなコードで柔軟な配列ができることから、誰が作っても差が出にくく、幅広い分野に対応できることが強みでした。
その特性を生かし、AIを使ったサービスに今後も用いられると予想されるため、人気が高いプログラミング言語の一種となりました。
もちろんPythonは人工知能だけでなく、ウェブサイトやサービスの構築ができます。
たとえば、エクセルでの計算やデータ分析の高速化などにも応用できるので、エンジニア以外の職種の人でも知っておいて損はありません。
python言語はプログラミング言語の中でも平均年収が高い
Pythonが人気な理由は上記の理由の他にも、プログラミング言語別の平均年収にあります。
日本国内の求人サイトを元にしたデータですが、2016年の統計で言語別のエンジニアの平均年収が発表されました。
結果は以下の表の通り。
順位 | 言語種別 | 平均年収 |
第1位 | Python | 651万円 |
第2位 | Perl | 633万円 |
第3位 | Ruby | 606万円 |
第4位 | C言語 | 597万円 |
第5位 | JavaScript | 555万円 |
と、このようにPythonはもっとも稼げるプログラミング言語であることが分かりました。
平均年収が高いということはエンジニア不足ということでもあるので、Pythonが使えるようになると仕事にもつながりやすいというメリットがあります。
エンジニアは実務レベルが求められるので特に必要ない資格などはありませんが、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会という団体が2016年に設立されました。
これからPythonを取得しようと考えている人は、この団体の資格を取っておくとスキルのレベルが数値として可視化されるので就職でアピールしやすくなるはず。
python入門編
Pythonをこれから勉強するにあたり、おすすめの学習方法をご紹介したいと思います。
専門学校や大学の専攻
エンジニアになるための近道としては、やはり専門の授業を受けておくことが第1に挙げられるでしょう。
プログラミングを学べる専門学校としては、
- モード学園
- 日本工学院
- HAL
など、工学系やデジタル系に強い専門学校が挙げられます。
その他にも、大学として
- 東京都立大学
- 城西大学
- 明治学院大学
- 学習院大学
- 大阪学院大学
- 埼玉工業大学
- 東京都市大学
などでプログラミングが学べるようです。
よく、プログラマーやエンジニアになるためには専門学校と大学どちらがいいかと議題に上がりますが、おすすめは大学進学です。
プログラマーとしても平均年収が上がりますし、万が一進路を変えたくなっても学校を辞めたり入り直す必要がありません。
ただ、就職までの期間が長くなるので最初からエンジニアやプログラマー一直線という人や、既卒の方は専門学校に入るというのも手です。
プログラミングスクール
プログラミングスクールとは、オンラインや校舎でプログラミングのレッスンを行うスクールです。
専門学校や大学のように学校法人として認定されていないので、学歴には加算されませんが比較的短期間でプログラミングが学べるため就活の補助や転職、キャリアアップのために利用する人も多いようですよ。
オンラインで授業を受けるところが多いですが、学校のように校舎に通うタイプのスクールも存在します。
人気のプログラミングスクールには、
- テックキャンプ
- テックアカデミー
- 侍エンジニア塾
- DataMix
- DIVE INTO CODE
などがあります。
カリキュラムの内容や講習期間は、スクールによって異なります。
数あるスクールの中でも異色なのが「Pythonキャリアカレッジ」で、こちらはPythonをメインとした授業が受けられるスクールです。
レベルは入門編から実用性の高い応用編まであり、全くの未経験でも利用することができます。
Pythonの参考書
まずは独学から始めたい、Pythonについての知識をつけたいという場合におすすめの入門書や参考書をご紹介します。
ただ、応用レベルまで独学で身につけるのはすこし難しいかもしれません。
あくまでも基礎的な知識をつけるために利用してみることをおすすめしますね。
【プログラミング超初心者が初心者になるためのPython入門】
著者:たっく
値段:250円(Kindle版)
発売日:2015年1月
ページ数:80ページ
内容:
Python未経験者でも分かりやすい超初級の入門書として人気の一冊です。
同シリーズの入門編は3冊ありますがその導入として、Pythonの仕組みや数列の説明が分かりやすく掲載されています。
1冊分が80ページと短いので、飽きずに短期間で読み切ることができます。
読者からも分かりやすいと高い評価を集めており、電子書籍なのでスマホやタブレットでささっと読めてしまいます。
無料サンプルですこし購入前に読めるので、文体や説明が自分に合ってるかチェックしてみてくださいね。
どの参考書を買えばいいかわからないという場合、まずはこれを買っておくのがおすすめ。
【初めてのPython 第3版】
著者:マーク・ラッツ 他
値段:4,968円
発売日:-
ページ数:700ページ(大型本)
内容:
先程ご紹介した一冊とは異なり、かなり厚みのある書籍となっています。
Pythonの基礎的な知識が詳細に説明されているので、きちんと順番にコツコツと勉強していきたいという方におすすめです。
いきなりこちらから買うと、モチベーションを保つのが難しい場合もあるかもしれないので、先程ご紹介したような初心者でも読みやすい本を読んでから買うのがおすすめです。
ただし、プログラミングは正確さや論理的思考が大切ですので、遅かれ早かれ本書のような緻密な参考書やテキストが必要になってくることと思います。
実践しながらすすめれば、一冊終わるころには基礎的な技術がかなり身につくことでしょう。
すでにPythonを学習している人も、辞書的に使っている人が少なからずいるようです。
【基礎 Python (IMPRESS KISO SERIES)】
著者:大津真
値段:2,894円
発売日:2016年3月
ページ数:312ページ(Kindle版あり)
内容:
こちらはコードのサンプルがたくさん掲載されているため、問題集やワークのように使うのがおすすめの一冊です。
全くの初心者がこれ一冊でPythonを学習するのは難しいかもしれませんが、実践を重ねて経験を積みたい人にはとてもおすすめです。
基礎知識をつけられるテキストの後に利用するのが最適でしょう。
Python 3の変数から制御構造など、サンプルコードが記載されており、説明も完結で明瞭なのが特徴です。
購入者の意見をチェックしてみると、仕事でPythonを使う人から評価されていました。
人工知能(AI)などこれからの時代に活躍する分野。pythonで出来る事
Pythonはこれからの時代にどのような活躍が期待されているのでしょうか?
pythonの市場状態
実は日本はPythonの普及率で言うと、まだまだこれからの状態です。
なぜかと言うと、Pythonが日本語対応していなかったから。
そのため、国内のエンジニアはJavaScriptなどPython以外の言語を取り扱うことが多かったのです。
バージョンアップにより日本語にも対応するようになったこと、IoTやAIなどPythonを用いる分野の技術が広まっていることなどから、今後需要の拡大はしばらく続くとみられています。
IoTシステムの開発やロボットの制御が可能
Pythonを使ってできることその1.IoTシステムやロボットの制御機能。
今更説明する必要もないかもしれませんが、IoTとはモノのインターネットとも表記されます。
たとえば自動車の自動運転、学習機能を搭載した家電などがその代表です。
その他にもロボットのコントロールにもPythonは使われます。
これまでロボットに使われるプログラミング言語というとC言語系が主流でした、Pythonはどちらかというと量産型ロボットのコントロールに向いているようです。
それは技術レベルや個人差でプログラミングのクオリティが開きにくい=品質のバラツキが生まれにくい。
コードがシンプルなので作業効率が上がる=量産がしやすい。ことがその要因とも言われています。
Pythonを用いたロボットはたくさんありますが、有名なところだとソフトバンクが開発したペッパーくんなどが挙げられます。
その方にも、教育現場や無人店舗などに設置されるロボットにもPythonが用いられるでしょう。
自動文書などのツール
Pythonは機械学習により、文書を自動作成することができます。
学習するごとに文書作成の精密度が上がりますが、宛名を変えるくらいであればすぐにできます。
ビジネス文書や顧客案内、エクセルの自動ツール化に使えて、事務や雑務にかかる時間が大幅に短縮できますよ。
スクレイピングや画像データの収集も可能
スクレイピングとは、あらかじめ指定したWebページのデータを取得し続けることです。
Webページだけではなく、画像データも収集し続けることができます。
PythonとRequestsやSeleniumなどのライブラリを組み合わせて、収集・分析したいデータやキーワードを設定します。
自動ツールとして、毎日いちいち検索して保存する必要もなく欲しいデータを集められますよ。
FXや仮想通貨などの株価の予想
Pythonの機械学習機能を利用して、株やFXなどの金融商品の価格を予想するツールが作れます。
対象となる金融商品のデータを収集、分析し、その傾向から未来の価格を予測するという方法です。
今でも株や仮想通貨で、テクニカル分析を自分で行なっている人が多いかと思いますが、それが自動ツールでできるというイメージだと分かりやすいかもしれないです。
テクニカル分析とは、チャートの動きをデータとして収集、分析することで未来の価格を予測する方法です。
手動で行う場合は、ボリジャーバンドなど複数のツールを組み合わせて予想を立てなければいけません。
また、これらの金融商品は1秒ごとに価格が変動しチャートが動きます。
そのため、初心者がテクニカル分析で予想を立てるのは難しいのです。
すでに、FXなどのオンライン取引所で自動ツール機能は使われていますが、自分でプログラムを組めるようになると応用が効くので便利です。
たとえば、専用のアプリを作ったり、スラックなどのチャットアプリで通知をするなどの方法で金融取引を効率化しているひとも。
ブロックチェーンの開発も出来る未来の言語
ブロックチェーンというのは、数珠つなぎのようにデータを連結させて保存・管理するという仕組みです。
1つのブロックにデータを保存し、いっぱいになったら次のブロックを生成するという方法で、中央管理者がいなくてもデータ管理できることが魅力です。
主に仮想通貨の取引履歴などを保存するために使われますが、データ管理や在庫管理、会社間の資金取引などにも使われています。
このブロックチェーンは様々なプログラミング言語で作られたているのですが、Pythonでも作成可能です。
すでに欧米の仮想通貨ではPythonを使って作られたものが実装されています。
また、Pythonの学習や実習のために「50行以下のPythonコードでブロックチェーンを作る」という課題やサンプルコードもあります。
ブロックチェーンは銀行など国内外でも実用段階に入りつつあるので、どんな仕組みか理解するためにも原理を学んでおくのはいいかもしれません。
フィンテックの開発も可能
フィンテックとは、テクノロジーを使って行う金融行動全般を指します。
たとえば、ビットコインを取引したり送金したり、QRコードを使って決済することもフィンテックです。
さきほどPythonはブロックチェーンを作成できると解説いたしました、その仕組みを使って支払い方法を作ったりすることも可能になるのです。
python言語で作られたお馴染みのサービス
さて、ここからはPythonを使って作られたすでに私たちにとっておなじみのプロダクトをご紹介します。
Youtube
YouTubeは、説明不要の世界大手の動画サイトです。
2005年にアメリカカリフォルニア州で誕生しました。
大企業が作ったのではなく、元は若者が立ち上げたベンチャーでした。
当時は世界的に使われている動画共有サイトはほぼないに等しく、世界で話題になったニュース動画を多くの人と共有することがとても難しい時代でした。
爆発的に世界に広まり、2006年にはgoogleの傘下に入ったことも大きな話題に。
ちなみに日本でも人気の動画配信サービスのHuluは、このYouTubeに対抗するためにアメリカのテレビ局が協力して作ったものです。
サイトデザイン自体はHTML、CSS、JavaScriptで構成されていますがサーバーの処理や顧客の分析にパイソンが使われています。
この役割はこれからご紹介するほかのサービスでもほぼ同じです。
Evernote
Evernoteはアイディアややるべきリストを記録して管理できるソフトウェアやアプリです。
記録された文書や画像データはクラウド上に保存され、スマホやパソコンなど複数の端末でデータを保管できます。
仕事のアイディアや趣味、自分の考えごとなどをいつでも書き留めて整理でき、共有できることからビジネスパーソンを中心に世界中で人気がでました。
無料プランと、有料プランがあり自分のライフスタイルに合わせた使い方ができます。
インスタグラムは写真共有サイト、またはアプリです。
ポラロイドカメラのような四角い画像サイズが特徴的で、世界中で使われています。
2010年に登場して以降、世界的にトレンドセッターを生み続けており、インスタグラム出身の有名人はインスタグラマーとも呼ばれています。
現在はFacebookの傘下に入り、Facebookアカウントでログインできたり、Facebookの友人とつながることができます。
ユーザーが閲覧している分野のスポット広告を出す、分析にPythonが利用されています。
Dropbox
Dropboxは、google driveなどのようなオンラインストレージサービスです。
開発者がマサチューセッツ工科大の学生であったことも大きく話題となりました。
今では当たり前ですが、ネットワークにファイルを保存して複数の端末からアクセスできるようにしたシステムはとても画期的でした。
大企業の参加に入らずに、本業を続けている珍しいタイプのサービスでもあります。
よくこういったサービスは大企業が購入することが多いのです。
ほかのサービスとは違う点として、知人を紹介すると自分のストレージが増えるという特徴が挙げられます。
32人まで友達や家族、知人をDropboxに紹介して容量を増やすことができます。
python言語が使われている職種
Python言語はどのような職種でおもに使われているのでしょうか?
Webエンジニア
Webエンジニアとは、SNSやECサイトなどインターネットブラウザを使って使われるサービスを作る人たちのことです。
企業や会社のサイトを作る人も含みます。
お買い物サイトや問い合わせフォームなど、ブラウザで表示される機能をPythonなどの言語を使ってプログラミングしていきます。
AIエンジニア
AIエンジニアは読んで字のごとく、AI(人工知能)を使った技術者のことです。
おなじAIエンジニアでも人工知能のプログラミングをする人や、人工知能が集めたデータを分析するアナリストなど種類があります。
どちらの業務でもPythonは使われますが、プログラミングをして人工知能を作る人たちの方が年収が高いようです。
市場としては急成長しているのに、人材不足の状態が続いているので様々な分野の会社で重宝されるでしょう。
アプリエンジニア
アプリエンジニアは、スマホやパソコン向けのソフトウェアの開発を行う仕事です。
アブリ作成には、設計、テスト、実際の運用など様々な工程が必要で開発までに長い時間がかかります。
アプリエンジニアはPythonだけでなく、複数のプログラミング言語を習得する必要があります。
ただ、ほかの言語よりもPythonが使える人は少ないので、求人の数も多いようです。
python言語を学習するメリット
ここまでPythonの特徴について解説してきましたが、Pythonを選ぶメリットにはどんなものがあるでしょうか?
エンジニアの平均年収が高い
すでに何度か触れましたが、Pythonをメインに使うエンジニアは平均年収が高い傾向にあります。
それは、需要にたいして人材が追いついていないからなのですが、裏を返せば技術さえ確かならば希望の職場に通りやすいということでもあります。
とくにPythonを用いたAIや機械学習の機能は広告、医療、金融、教育などなどあらゆる分野で必要となるものですので、スキルをしっかり身につけておけば仕事はたくさんあります。
コードがシンプルでわかりやすく書きやすい
Pythonをこれから学ぶ人にとって、「分かりやすく組みやすいプログラミング言語である」というのは大きいのではないでしょうか?
あまりに難易度が高いと習得までのモチベーションが保てないことも。
分かりやすく組みやすいことで、勉強もしやすいですよね。
またPythonの明瞭さは、プログラマーによって差が生まれにくいというメリットにもつながります。
つまり、誰が組んでもレベルが変わりにくいということ。
初心者でもそれなりにプログラミングできること、シンプルな構成で実際に組む練習がしやすいのも学習している人にとっては魅力的です。
また、Pythonで素地をつくっておくことで今後ほかのプログラミング言語も習得しやすくなります。
これからさらに需要が広がるので仕事につながる
2060年まであたりに、AIが人間の能力を超える技術的特異点を迎えると言われています。
しかし、その一方で肝心の人工知能を扱うプログラマーは慢性的に不足しています。
このままのペースだと、将来的には何十万人という大きな規模でプログラマーの人手不足が起こるということに。
Aiに仕事を奪われるというパワーワードが話題になりましたが、AIを管理する仕事の席は依然としてがらんと空いているわけですね。
専門的なプログラマーにならなくても、Pythonを使って日々の仕事を効率化できるのは業務上の大きなメリットです。
また、会社ではなくてもフリーランスや副業でプログラマーとして活躍している人も多く存在します。
プログラマー用のクラウドサービスには、結構いい条件の募集が見受けられましたよ。
とくに機械学習を使ってプログラムを実装できる人はジャンル問わずにニーズが高いようです。