引越しのときご近所へ挨拶しつつ手土産を渡す風習、全国各地にありますよね。
特に1人暮らしだと近所の方も1人暮らしが多いので、何を送れば良いか迷ってしまいやすいもの。
そこで今回は「これから引越しの挨拶の手土産持参を検討している」方に向けて。引越しの手土産で何が人気なのか、ランキングを中心にご紹介していきます。
併せて引越し挨拶豆知識もご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
一人暮らしの「引越しの挨拶」手土産ランキング
1人暮らしの引越しの挨拶の手土産で重要なのは「実用性」があることです。
実用性・・・すなわち日常で使えるものかどうかです。
引越しの挨拶をするときは、お互い初対面です。
初対面の段階で突然高額な贈り物をされたら、正直「え・・・何か別の意味でもあるのだろうか」ってびっくりしてしまいますよね。
相手をびっくりさせないためにも引越しの挨拶では「高すぎないものを送るのがマナー」です。
通常の贈り物といえば安すぎると失礼だと判断されたり高品質のものを送るべきいう考え方があったりしますが、引越しの挨拶の場では逆です。
安くて当たり障りないもの。これを基準に品物をを選ぶようにしましょう。
気になる引越しの手土産ランキングについて。1位~4位まで、以下で1つずつみていきましょう。
1位 ギフト用食器洗い洗剤
1位は「ギフト用食器洗い洗剤」です。
「食器洗い洗剤を贈るって普通?」と疑問に感じる方もいるかもしれません。しかし、引越しの挨拶の手土産としてはとても理にかなっています。
食器洗い洗剤を使用しない方というのは滅多にいないはずです。これほど「誰しもが使うもの」というもので、ビジュアル(パッケージデザイン)もそこそこに見栄えが良いラインナップがある品物というのは世の中実は少ないのではないでしょうか。
日用品で消耗品でありつつ、定期的に購入すると意外とお財布に出費があるものなので、食器洗い洗剤は引越しの挨拶にぴったり。
ちなみに「ギフト用」の食器洗い洗剤を選んで贈るようにしましょう。
どこで購入できるかというと、簡単に購入できる方法はネット通販です。楽天やamazon等の便利なお買い物サイトで「ギフト用 食器洗い洗剤」と検索してみると、色々ヒットします。
価格もリーズナブルなので、左右のご近所さんに贈っても出費が負担になりづらいです。
2位 ギフト用タオル
「ギフト用のタオル」すなわち「タオルの中ではちょっと高価な路線のタオル」
これも引越しのギフトとして選ばれる機会が多いです。
お決まりのアイテムで無難なものではありますが「ギフト用タオルは使わないしもらっても洗面所に眠る」という家も少なくないよう。
最近では「ギフト用タオル以外」で引越しの挨拶の手土産を検討する方が少なくないようです。
ちなみにタオルも高級路線のものだと1枚で数千円するようなものもあるようですが、引越しの手土産は高すぎないものを選ぶのが無難です。1世帯に対し500円~800円の範囲で収まるように選びましょう。
ギフト用タオルについても楽天やamazonのようなサイトが活躍してくれます。
他にはスーパーやデパート等でも気軽に選べます。
3位 小さめのギフト用お菓子
「小さめのギフト用お菓子」は人によってはとても嬉しい手土産です。
食べられるものは人を選びますが、根強い人気がありピタッとはまれば最高の手土産。小さめのギフト用お菓子が喜ばれるのは若い世代が中心の単身向け物件です。
若い世代だと、平日はあまり食器洗い洗剤を使わないというケースが少なくないので、食べ物のほうが喜ばれることも。
ちなみに、小さめのギフト用お菓子も楽天やamazonが活躍します。もしくは街のケーキ屋さんや大きめのスーパーやデパートのお菓子売り場でも見つけやすいです。
価格帯は500円前後が無難です。1000円まで行くと行きすぎという感じがあります。
今回は1人暮らしの手土産ということもあり、大きさにこだわる必要はありません。
4位 トイレットペーパー
どの世帯でも確実に利用するものの1つ。それが「トイレットペーパー」です。
トイレットペーパーを手土産にするのも理にかなっていますが、やはり物が物だけに「手土産で渡すのは抵抗がある・・・」と考えてしまう方も多く、ランキングでみると他の手土産に押されて4位という結果に。
どうしても事前に手土産の用意が間に合わなかったということであれば、トイレットペーパーは引越し当日でもドラッグストアで購入することができるので用意することが可能です。
急な対応にも適しているところは、トイレットペーパーのメリットではないでしょうか。
ちなみに、手土産でトイレットペーパーを贈るときには安くて薄い系のトイレットペーパーは選ばないようにしましょう。いわゆるトイレットペーパーの中でも少々お高い系を選ぶ必要があります。
ドラッグストアに売っている高めのトイレットペーパーを選んでも価格は500円いくかいかないかくらいなので、しっかり予算内に抑えめることができます。
一人暮らしの「引越しの挨拶」手土産の相場はいくら?
1人暮らしの引越し手土産は、贈る側(挨拶しに行く側)の気持ちと予算次第ですが、相場は300円~800円くらいで、実際にそのくらいの金額に収めれば贈られる側(挨拶される側)も気を遣わずに済みます。
気を遣わせないために高すぎない範囲で手土産を選ぶというのは、日本文化の気遣いの1つです。
相場の300円~800円というのは社会人からみると「それくらいの範囲でギフトって購入できるもの?」と感じやすいかもしれませんが、引越しの手土産については充分購入できます。
今回ご紹介したランキングのアイテムは全てこの範囲での購入を可能としています。安心して贈る手土産を探しましょう!
一人暮らしの「引越しの挨拶」手土産には「のし」が必要?
1人暮らしの引越しの手土産。「のし」が必要なのか気になる方も多いですよね。
いってしまえば現代では「のし」の有無を気にする方はほとんどいません。
「準備が面倒」「のし代がもったない」と感じるならつけなくても問題ありません。
「のし」が無いから失礼と受け取られるようなことは基本的にないはずです。
もし「のし」がないことが不満に感じられることがあるとしたら、相手がよほど気難しいケースです。
よほど気難しい相手は「のし」の件以外でも基本的に気難しいものなので、あまり気にしなくて良いです。
ただし、近所に上司が住んでいる等の理由でマナーや礼儀を意識するということであれば「のし」をつける選択をするのも良いです。100均やスーパーの文具コーナー等でも「のし」は売っていて気軽に手に入ります。
引越しの手土産はどこで買う?迷ったらネット通販がおすすめ!
引越しの手土産を購入する場所といえばこちら。
- デパート
- 大型のスーパー
- ネット通販(楽天、amazon等)
目で見て選べるのでデザインや品質にこだわるならデパートや大型スーパーで探すのが良いかもしれません。
引越しの準備期間~当日はバタバタして忙しいので、手軽に手土産選びをして、自宅に持って帰る手間を省いて用意したいならネット通販(楽天、amazon等)が便利です。
どの方法で購入しても予算内で収まる品物は見つけられます。
ちなみにネット通販(楽天、amazon等)の魅力は、状況によっては引越し当日に新居に届くようにもできることです。荷造りする荷物(ダンボールに詰める荷物)を減らしたい派からすると、そうしたほうがダンボールの容量をとらずに楽ではあります。
自分にとって都合の良い方法で手土産を準備しましょう。
引越しの挨拶のときの言葉はどうすればいい?
引越しの挨拶のとき。手土産を持っていきチャイムを押す。すると住人が出てきます。
対面したとき(もしくはインターフォン越しに用件を尋ねられたとき)どう切り出せばよいのかというと・・・
自然に「隣に越してきた〇〇(名字)と申します。引越しのご挨拶に来ました」と、切り出せば問題ありません。
世の中には引越しの挨拶で手土産を受け取らない主義の方というのも存在します(悪気があるわけではなくお互いに気を遣わないようにしたいため等の理由があります)
場合によっては「引越しの手土産は受け取らない」といわれる可能性もありますが、これについては上記のような理由がほとんどなので気にしなくて問題ないです。挨拶だけして帰りましょう。
手土産を受け取ってもらえる場合には、「ご挨拶の品物です。これからどうぞよろしくお願いいたします」と、軽く挨拶してそそくさと退散しましょう。
人によってはこのときに世間話をしてくるかもしれません。抵抗がなければ少し話を聞いてみましょう。
ご近所情報やゴミ出しのこと等、生活に役立つ情報を教えてもらえるかもしれません。
一人暮らしの引越しでは挨拶を行わない層が増えている!?
引越しの挨拶と手土産は昔から良く見られる光景ですが、最近は時代の変化もあり挨拶事情も変わっているようです。
都市部の1人暮らし層のほとんどは挨拶をしないのだとか。
昔はもちろん最近でも、ファミリー層の物件に入居した方はほとんどの場合で挨拶をしているようです。
家族で暮らすのでコミュニティにはある程度関わる道を選択する方がほとんどです。
しかし、1人暮らしの場合は物件のコミュニティに関わりたくないという方が大半を締めます。そのため挨拶しないことも多いです。
今回の趣旨が1人暮らしの引越しの挨拶と手土産なので、趣旨が崩れてしまいそうな現実ですが・・・実際のところ1人暮らしで近隣に挨拶をしない方は増えています。
1つは知らない人と不用意に関わるのを避けたがる社会の傾向が原因になっていたり、女性の場合は防犯の目的だったり。相手に気を遣わせないための気遣いが背景にあったりするケースもあります。
不動産会社や管理会社も基本的には「近隣住民に挨拶するべき」という指示はしていませんが、迷うときには聞いてみても良いかもしれません。
最近では不動産会社も管理会社も隣人がどのような人か(仕事や性格)はもちろん、性別すらも教えられない決まりになっている物件が多いです。近隣住民の情報を得てから挨拶するかを決めるのはなかなか難しくなっています。
わかりやすい部分といえば、単身向けの物件なら基本的に住んでいる人は全員単身です。
単身同士だと一緒に住んでいる家族がいないので、他人とのコミュニケーションの中で不安を感じてしまう方は確かにいるかもしれません。難しいところです。
考えた結果、挨拶をしないという選択をするのも、このご時世では悪いことではありません。
アパートに入居!引越しの挨拶はどうする?
アパートのような小規模の物件に入居した場合も、挨拶をしないケースが増えています。
挨拶をするかどうかは自己判断です。
しないという選択をすることも決して悪いことではありません。
女性は家族や友達に相談!挨拶をしないほうが良いケースもあり
女性の1人暮らしの場合は基本的に挨拶はしないほうが良いかもしれません。
引越しする物件が女性の1人暮らし専門物件であれば話は別ですが、一般の物件なら隣が1人暮らしの男性の可能性もあり、それがどのような人かを事前に知る方法はないので、あえて挨拶しなくても良いといえます。
現代の1人暮らし物件なら、隣が挨拶してこなくても「気にしない」方がほとんど。むしろ隣に誰かが越してきたことすら気付かないことも珍しくありません。
不安だったり迷ったりする場合には、女性は1人で悩まず家族や友達や恋人に「挨拶すべきか」相談しましょう。
旧居の近隣住人にも挨拶するべき?
旧居の近隣住民については、しっかりと相手とコミュニケーションがあり会話をするレベルで付き合いがあったのなら挨拶しても良いかもしれませんが、基本的に1人暮らしの方だとほとんどの場合で挨拶をしないようです。
ただし、管理人がいる物件だったのなら管理人さんには手土産を渡して挨拶しても良いです。
このとき渡す手土産は、引越しの挨拶用の手土産とは少し方向性が変わり、菓子折りが無難です。
【まとめ】一人暮らしの「引越しの挨拶」手土産には高すぎないものを!
今回の記事では1人暮らしの引越しの手土産についてご紹介しました。
引越しの挨拶の手土産は高すぎないものを贈るのがマナーです。
1人暮らしだと引越しの挨拶をしない選択をする方がたくさんいますが、挨拶することにしたらぜひ、ランキングを参考にしてみてくださいね。