引越しといえば家具家電一式とダンボールそこそこという内容がお決まりのイメージですが、時には家具単品だけ引越し対応して欲しいと希望する方もいます。
今回の記事では、「本棚」について。
本棚だけ引越し対応して欲しいとき。どこの引越し業者なら対応してくれるのか。宅配便と引越し業者ならどちらがお得なのか、そして本棚の中身入れっぱなしで引越しするにはどうしたら良いのか等。
本棚×引越しをテーマに詳しく解説していきます。
本棚含め単品だけの引越しをしたい方、必見です。
本棚だけの引越し。中身を解体せずにそのまま引越すテク
本棚だけの引越し。本棚は完成状態のまま。そして本棚の中身を出さずにそのまま引越したいとき注意したいのは「固定」です。
本棚はワレモノでも壊れやすいものでもないので、基本的に輸送を依頼した引越し業者(もしくは宅配業者)は雑・・・というと言葉は悪いですが、耐久性のある品物として本棚を扱います。
すると、中身が入った状態のときは勢いよく中身が飛び出す・・・という展開も考えられます。
そうならないように、「固定」は意識して、引越し業者(もしくは宅配業者)に出しましょう。
包装と紐は丁寧に。
固定とは具体的にどうすれば良いのかというと、「包装」と「紐で結ぶ」この2つの方法で対処します。
扉付きの本棚の場合は、固定しやすいですが扉付きではないと包装はとても丁寧に行わないといけません。
包装に使うのは緩衝材・・・別名プチプチです。これはホームセンターやネット通販で用意できます。また、引越し業者に依頼する場合は引越し業者から無料提供してもらえたり購入できたりします。
ちなみに、引越し業者に依頼すると、当日に引越し業者側で梱包をしてくれて、本棚の中身を入れたまま安心して輸送してもらうことができます。
(引越し業者によっては中身は出すルールになっているところもあるようなので、念のため事前確認しましょう)
それに対し宅配便は基本的に本棚系を送るときには事前に自分で梱包に対応して、それを宅配便の営業所に持ち込むか、もしくは連絡して宅配便のスタッフに自宅まで取りに来てもらわないといけません。
宅配便を利用するときには、注意したいこともあります。
宅配便の場合、本棚のサイスが大きいときや重量があるときには対応できないことがあります。
カラーボックス的なサイズであればいけますが、大型の本棚はプランが特別なものになりやすいので事前にしっかり確認しましょう。
引越し業者⇒中身を入れたまま本棚の梱包をしてしれるところが多い。
宅配便⇒宅配便で出すなら自分で梱包した状態で宅配便のスタッフに渡さないといけない。サイズや重量によっては宅配便では輸送できない。
本棚だけの引越しをするケースもある?
本棚だけの引越し。
案件数は多くはありませんが、時々そのような依頼もあるようです。
例えば家具付き物件に入居したり、学生寮に入居したり、家具家電のほとんどは新しく購入したりといった理由から大型の家具は本棚だけという状況では、ダンボール系は自力で運び、自力が難しい本棚だけ引越し業者か宅配便で対応、という選択をする方は珍しくありません。
本棚だけの引越しで、引越し業者に依頼するときには単品輸送に強い引越し業者を選ぶのがポイントとなります。
本棚だけの引越しに対応している引越し業者
本棚だけの引越しに対応している引越し業者の中でおすすめなのはこちら。
- ヤマトホームコンビニエンス
- サカイ引越センター
- 赤帽
以下で1社ずつ詳しくご紹介しています。
ヤマトホームコンビニエンス
ヤマトホームコンビニエンスは大手配送業者クロネコヤマトの引越し部門です。
クロネコヤマトといえば配送業者としても知名度が高く実力派で知られていますよね。そんなクロネコヤマトに引越し対応してもらえるということで、ヤマトホームコンビニエンスもとても人気があります。
ヤマトホームコンビニエンスの本棚におすすめのプランは、「らくらく家財宅急便」です。
荷物のサイズと移動距離(輸送距離)で明確に料金が確認できる、いってしまえば大型家具を宅急便と引越しサービスの中間くらいの感覚でカジュアルに利用できるプランです。
通常の宅急便だと対応が難しい大きなサイズの本棚も、安心して任せることができます。
本棚を丁寧にしっかり運んで欲しいときには、ぜひヤマトホームコンビニエンスに相談してみてくださいね。
サカイ引越センター
サカイ引越センターで本棚の輸送にぴったりのプランは、小口便引越サービスです。
小口便引越サービスはBOXに載せられる分だけ載せるBOX積み切りの引越しプランです。
本棚をBOXに載せたうえで、まだスペースが余っていたらそこに別の荷物も載せることができます。
これは、どちらかというと本棚から中身を出して中身は中身で梱包するときや、他にも何かしらの荷物があるときに使いやすいプランではあります。
通常の引越しプランよりもちろんリーズナブルになるので、興味がある方はぜひチェックしてみてくださいね。
ちなみに、小口便引越サービスで利用するBOXのサイズは以下の通りです。
「BOXサイズ」高さ(144cm) 幅(105cm) 奥行き(75cm)
赤帽
赤帽は格安引越し業者として全国的に知名度の高い存在です。
赤帽も本棚だけの引越しに対応はしていますが、細かい条件がどこの赤帽に依頼するかによって変わるという傾向を持ちます。
どうしてかというと赤帽は、契約しているオーナーがそれぞれ赤帽の名前を使い運営するというスタイルなので、一般的な引越し業者とはまた違う雰囲気となっています。オーナーにより多少方向性には細かい違いが出てくることがあります。
以上の背景を踏まえたうえでだいたいの赤帽の単品輸送の料金に触れると、1点あたり5,000円~8,000円で輸送してくれます。
赤帽の場合は、通常の引越しプランを10,000円くらいで提供していることもあるので(その条件で適用できるかどうかは引越しの内容で変わってきます)単品輸送というより普通の引越しプランのほうが良い場合もあるかもしれません。
とりあえず赤帽は格安の引越し業者で、本棚の単品輸送でも他の引越し業者より安くなる可能性もあるので、まずは気軽に依頼しやすい立地の赤帽に相談してみるのはいかがでしょうか。
本棚だけの引越しは安い?料金はどれくらい?
本棚だけの引越し。料金は安いかというと、もちろん普通の引越しプランに依頼するより安いです。
本棚のサイズが大きくなればなるほど料金は上がる傾向にあります。
本棚だけの引越しでも安くて5,000円くらいはかかると想定しておきましょう。
家具1点の引越しなら宅配便のほうがいい?
家具1点の引越し、本棚含めて単品の引越しの場合宅配便という選択肢もありますが、宅配便はサイズによって対応できない場合があり、あとは梱包を自分でしなければいけない等、何かと手間がかかります。
それに対し引越し業者は基本的に梱包も任せられるので便利です。
料金面は、宅配便で輸送できるサイズであれば自分で対応する範囲が広い分、宅配便のほうが料金は安くなる傾向にあります。
とはいえ、料金どうこうより、中身を入れたまま本棚を輸送して欲しかったり、手間を減らすほうを優先したかったりする場合には最初から引越し業者一択です。
引越し業者は新居での設置まで対応してくれるのでとても便利です。
本棚だけの引越しは自力が一番安上がり?
本棚だけの引越しは、他に自力引越しという方法を検討する方もいます。
本棚がカラーボックス的なサイズなら、自家用車さえあれば自力引越しも可能です。
荷物全て自家用車で自力で運べるという感じなら自力引越しも選択肢になってきますが、分担したほうが負担は減るということであれば、本棚は引越し業者に依頼するほうが楽だといえます。
安上がりでも体力的な消耗が大きすぎると、終わった後「全然得したように感じない」という方が多いので、基本的にはどの方法よりも優先して引越し業者に任せるほうが良いといえます。
ちなみに、単品輸送に対応しているプランが公式サイト上に記載してある引越し業者はそれほど多くはありませんが、仮に記載していなくてもほとんどの引越し業者は、単品輸送に対応しています。
荷物量が少ないだけで作業自体は変わりません。
単品輸送の案件数は少ないので、公式サイト上に掲載はしていないだけで普通に取り扱っている引越し業者は多いです。
ただし、単品輸送の料金は引越し業者によって個性が分かれてきます。
ヤマトホームコンビニエンスにように最初から単品輸送に対応している、単品輸送のためのプランについて公式サイト上に記載している引越し業者のほうが単品輸送の料金は安い傾向にあります。
それに対し、公式サイト上に記載していない引越し業者だと、安いことは安いですが、他の引越し業者より高くなる可能性もあります。
安く対応してくれる引越し業者を見つけるには、引越し業者複数社に見積もり依頼をしてみるのがおすすめです。
そうすることで、その時々の最安値を把握しやすくなります。
単品輸送とはいえ、引越し業者によって料金は様々。お得に引越したいならしっかり情報収集するようにしましょう。
【まとめ】本棚だけの引越しは工夫次第!
今回の記事では、本棚だけの引越しについて詳しくご紹介しました。
本棚だけ×引越し。
案件数は多くありませんが、希望する方はいます。
本棚だけのシンプルな引越しでも、料金や中身の扱い等は引越し業者によって変わってくることもあります。
本棚を丁寧に高品質に輸送して欲しいときは、しっかり選ぶ必要が出てきます。
本棚だけの引越しに対応している引越し業者を見つけるなら、引越し見積もり一括比較サイトの活用が便利です。
条件を入力して検索すれば、対応している引越し業者がわかります。
また、一度に複数社に見積もり依頼することができるので、その時々の最安値がわかりやすくなります。
本棚だけの引越しは情報収集をしっかり行い、快適な引越しを目指していきましょう!