引越しといえば、家具家電、ダンボール。全てまとめてお引越しというのがお決まりのイメージではないでしょうか。
しかし、時と場合によっては「家具だけ運んで欲しい」という要望を持つ方もいます。
家具だけ運んで欲しいとき、引越し業者選びはどうすれば良いのでしょうか。
家具だけ引越しに対応している引越し業者や、家具だけ引越しのコツ等。今回の記事で詳しくご紹介していきます。
家具だけプランのある引越し業者はどこ?
家具だけの引越しは、基本的にほとんどの引越し業者で対応しています。
とはいえ、公式ホームページ上に「家具だけの引越しプラン」と記載して打ち出している引越し業者になると数が少なくなります。
これは家具だけの引越しを依頼する方が少ないため、あえて記載はしていないだけです。ほとんどの引越し業者は、問い合わせをすれば家具だけの引越しにも対応しています。
「どうせなら最初からプランで記載されているところのほうが安心」と、感じる方は最初からプランで記載されている引越し業者を選択しましょう。
今回はその中でもおすすめの4社。
「アーク引越センター」「サカイ引越センター」「ヤマトホームコンビニエンス」「赤帽」について1社ずつ特徴をご紹介します。
アーク引越センター「大物限定プラン」
丁寧な引越し作業と親切な対応で実力派として知られる大手引越し業者「アーク引越センター」は通常の引越しプランだけではなく、大物家具と家電だけをスタッフに依頼する「大物限定プラン」があります。
大型家具と家電の荷造りから配置までに対応しているので新居で必要な位置に設置してくれます。
親切な対応の実力派で、大型家具と家電だけの引越しでも満足度に期待できます!
サカイ引越センター「小口引越便」
顧客満足度で毎年上位に輝やいている人気の引越し業者「サカイ引越センター」
サカイ引越センターは料金もリーズナブルな傾向で、パンダのマークのダンボールも可愛いと評判です。
そんなサカイ引越センターで家具だけの引越しに対応しているのは「小口引越便」というプランです。これは、先に紹介したアーク引越センターのプランとはまた違い、家具家電に限定しているわけではありません。
サカイ引越センターが用意しているBOXに載せられる分だけ好きなものを載せることができます。
BOXサイズ⇒高さ(144cm)幅(105cm)奥行き(75cm)
このBOXサイズでどれくらい荷物が載せられるのかというと生活に必要最小限の家具家電(ベッドは基本的に難しい)です。
家具家電に限定しているわけではないので、家具家電を載せた後スペースが余ったらそこにダンボール等も詰め込むことができます。
サカイ引越センターの「小口引越便」が向いているのは、家具家電+いけるならダンボールも載せたいという方。
BOXに載せられる分だけと制限している分、通常の引越しプランよりは安くなります。
サカイ引越センターは全国展開で、長距離引越しに強みがあるので長距離引越しを予定している方には便利かもしれません。
ただし、小口引越便はダンボールが有料なので、ダンボールも一緒に載せたい派はそこだけ注意しましょう。
ヤマトホームコンビニエンス「らくらく家財宅急便」
配送業界で圧倒的な知名度を誇るクロネコヤマトの引越し部門が「ヤマトホームコンビニエンス」です。
配送業界の実力派クロネコヤマトがこれまで培ったノウハウをふんだんに取り入れて対応する引越し部門ということで、人気があります。特に進学で初めて1人暮らしをする方の親御さんからも好評です。
そんなヤマトホームコンビニエンスの家具だけの引越しプランは「らくらく家財宅急便」です。
こちらのプランは「引越しサービス」というより、引越しと宅急便の中間のようなイメージです。
ベッドやソファーやテレビ等。家具や家電を1点から輸送してくれます。
ヤマトホームコンビニエンスに電話すれば自宅まで引き取りにきてくれて、梱包して新居宛てに届けてくれます。
新居ではすぐ使用できるよう開梱と設置をしてくれます。
通常引越しというと荷物の量×移動距離で引越し料金が決まってきて繁忙期か閑散期かによっても金額が左右されやすい傾向がありますが、らくらく家財宅急便については荷物のサイズと距離によって最初から料金が設定されています。
そのため、事前に自分でも料金を把握しやすいです。
これについては本当に宅急便感覚で利用できます。家具家電の量が多いならヤマトホームコンビニエンスよりサカイ引越センターの小口引越便のほうがまとめて載せられて都合が良いですが、家具1個だけ送りたい、家電1個だけ送りたいということであれば、らくらく家財宅急便が便利です。
ちなみに、らくらく家財宅急便は荷物の配送状況をチェックすることもできます。
赤帽引越し「単品輸送」
格安引越し業者として全国で知名度が高く、格安で引越ししたい派から人気の赤帽でも家具だけの引越しに対応しています。
ただし、細かい料金はどこの赤帽を利用するかによって変わってくるので注意が必要です。
というのも赤帽は赤帽本体とオーナーが契約して展開するシステムになっているので、全体的な方向性は同じでもエリアによって細かい条件には差が出ることがあります。
目安としては家具1個5,000円くらい~となります。
赤帽は格安引越し業者で通常プランで利用しても安さが際立つので、家具家電が数個あるということなら単品輸送にこだわらず通常プランで相談してみるのも良いかもしれません。家具家電の数によっては通常プランのほうが安いというケースも考えられます。
家具だけ運びたいときに便利!「家具家電だけの引越しってどんなケース?」
家具だけの引越し。このケースはどういうケースかというと、そのほとんどは「安さ」を目指して、自力引越しと引越し業者で半々引越しをするときです。
例えば家具や家電の量が少し+衣類や食器等の小物類(ダンボールに入れる荷物)も量が少なく、ダンボールだけならマイカーを使う等して自力で運べるけど、家具や家電は無理!というときに活躍します。
ダンボール⇒マイカー等を利用して自力で引越し
家具や家電⇒引越し業者の家具家電だけのプランで安く運ぶ(ダンボールがない分安くなりやすい)
このように対応を半々に分けて引越ししても、選ぶ引越し業者によっては全部まとめて引越ししたほうが結果的に安上がりだった・・・という展開も、可能性はあります。
つまり、本当に安くする目的で半々に分けて家具家電だけの引越しプランを利用するなら、引越し業者選びだけはしっかりしないといけません。
家具一点だけでも引越し配送できる?
多くの引越し業者は家具1点だけでも対応してくれますが、繁忙期や予約が密集している時期は家具1点だと対応してもらえない可能性もあります。
家具1点で確実に対応して欲しいということであれば、おすすめはヤマトホームコンビニエンスです。
今回の記事でもご紹介した、らくらく家財宅急便は、宅急便感覚で利用できるという強みがあります。家具1点だけでもしっかり対応してもらえるので、利用したい方はまずは気軽にヤマトホームコンビニエンスに問い合わせてみてくださいね。
家具だけ引越しの料金目安
家具だけの引越しの料金目安がどうなるかというと、ものによって変わってきます。小型の家具だと1点で3,000円くらい~となりますが、大抵の場合で5,000円~8,000円(1点あたり)と考えておきましょう。
例えば8,000円の家具を3個、家具だけの引越しプランで依頼するとしたら24,000円になります。
どこまで家具を運ぶかにもよりますが、格安引越し業者の中には単身×近距離引越しに10,000円~20,000円くらいの低料金で対応していることもあるので、場合によってはあえて家具のみのプランを選択しなかったほうが安上がりだったということもあります。
料金を安くしたいから家具だけのプランを利用しようとしている方にとっては、普通の引越しプランのほうが安くなったらたまったものではありません。
引越し料金で失敗しないためには「引越し業者選び」が大切になります。
家具だけ引越しの引越し業者選びの方法
家具だけの引越しをするために引越し業者を選ぶなら、おすすめは引越し見積もり一括比較サイトの活用です。
引越し見積もり一括比較サイトは、必要情報を入力し複数の引越し業者にまとめて一括で見積もりを依頼するためのサイトです。安い引越し業者を把握するために使えたり、引越し業者の特徴を知ることができたりというメリットがあり、1から引越し業者を探す方に特に人気があります。
家具1点しか荷物がない場合でも、基本的に引越し見積もり一括比較サイトは活用できます。
そして対応している引越し業者がわかったら一括で見積もり依頼をすれば、その中で最安値を把握することができます。
安さを重視するのであれば、この方法なら効率が良いです。
安さを重視するというよりは使い勝手の良さを重視するということであれば、ヤマトホームコンビニエンスだったりアーク引越センターの活用はいかがでしょうか。
ついでにいくつかダンボールを載せたいということであれば、サカイ引越センターも使い勝手が良いのではないでしょうか。
「安さ」か「サービス」か、何を重視するのか最初に決めてそれにぴったりの引越し業者を探すようにしましょう。
【まとめ】家具だけプランがある引越し業者はニーズに合えば便利!
今回の記事では、家具だけの引越しに便利な引越し業者について。それから引越し業者選びのコツについて詳しくご紹介しました。
家具だけの引越しを選択する方は、全体をみればそれほど多くないということもあり引越し業者のほとんどは「家具だけのプラン」という風に公式ホームページに記載していませんが、問い合わせてみると普通に対応しているケースが多いです。
もし「ここに依頼したい」というお気に入りの引越し業者が最初からあるなら、記載されていなかったとしても、まずは問い合わせてみるのもありかもしれません。