引越しには大きくわけで「長距離引越し」と「近距離引越し」の2種類の引越しがあります。(場合によっては中距離引越しという分類が登場することも!でも、今回は2種類に分けた考え方でご紹介します)
「近距離引越し」の場合はその日のうちに一連の引越し作業が完結し、早ければ2時間もかからず荷物搬出から搬入まで終わるケースもあります。
しかし、「長距離」の場合は移動時間が必要な分「短距離」とはまた違ったスケジュールになっていきます。
そこで今回の記事は、「家族」「単身」それぞれの引越し状況に分けて。長距離移動が必要な場合について、スケジュールや流れをご紹介していきます。
ぜひ、初めての長距離引越しをする前の参考にしてみてくださいね!
「家族」「単身」引越し長距離の流れとスケジュール
「家族」「単身」の長距離引越しの流れとスケジュールはおおまかにどのような形になるのか、以下で確認していきましょう。
家族引越しのおおまかなスケジュール
まず、家族引越しのおおまかなスケジュールはこちらです。
1、引越しが決まる
2、家が決まる
3、引越し業者が訪問見積もり
4、引越し業者が決まる
5、引越しで旧居から荷物搬出
6、翌日に新居へ荷物搬入
単身引越しのおおまかなスケジュール
1、引越しが決まる
2、家が決まる
3、引越し業者が基本はWEB見積もりor電話見積もり
4、引越し業者が決まる
5、引越しで旧居から荷物搬出
6、翌日に新居へ荷物搬入
「家族」と「単身」、それぞれの長距離引越しは引越しする人数が変わる分荷物量が変わる=作業時間等が変わるだけで、基本的なスケジュールは同じです。
ただ、大きな違いは訪問見積もりと、WEB見積もりor電話見積もりという「手段」の部分です。
家族引越しは必然的に荷物量が多くなるので、引越し業者のスタッフが自宅(旧居)へ訪問見積もりして荷物量を直にチェックしないといけません。そうやって荷物量の確認をして当日相違がないようにします。
それに対して単身引越しだと、最近では訪問見積もりはしないのが主流です。
WEBや電話で荷物を伝えて見積もりを出します。
単身引越しは直に訪問見積もりしなくても、荷物量の相違が発生しづらいのでこの方法で対応することができます。
引越し前に手間がかかるのは、スケジュールを調整しての訪問見積もりが必要になってくる家族引越しのほうです。そのため準備は早めに取り掛かりましょう。
長距離引越しの準備スタートはいつから?
長距離引越しであっても準備のスタートは近距離引越しとそう変わらないタイミングです。
長距離引越しでも近距離引越しでも、新居が決まった段階(新居の住所が確定した段階)で、引越し業者を探す方が多いです。
つまり、まずは家が決まるかどうかが大切。
家は賃貸物件の場合、入居日の2週間~3週間前に契約を結ぶ方が多いです。
引越し業者を物件確定後に選ぶとしたら、引越し予定日の2~3週間前に見積もりをして依頼する方が多いということになります。
ただ、春の引越し繁忙期だと予約が密集して上手く予約が取れない可能性があるので、その時期に引越しする方の中には物件は決まっていなくても、住む予定のおおまかな住所だけ決めて引越し業者に先に依頼するケースもあります。
引越し業者にもよりますが、基本的に一番早くて引越し予定日3ヵ月前から予約可能なところが多いです。
長距離引越しの引越し作業はだいたい2日がかり
長距離引越しで忘れてはいけないのは、作業はだいたい2日がかりということです。
近距離引越しでは旧居と新居、物件同士の距離が近いということもあり荷物の搬出も搬入もその日のうちに完結します。
(引越し業者は旧居から荷物を搬出して、そのまま寄り道せずに新居へ直行して荷物の搬入作業を開始する)
それに対し、長距離引越しはだいたい2日がかりです。
旧居から荷物を搬出してから一旦引越し業者の営業所に戻り荷物を倉庫に入れて翌日から高速等で移動するか、それとも荷物を搬出してそのまま新居へ向かうかは引越し業者にもよりますが、いずれにせよ基本的に長距離引越しは翌日に荷物搬入になり、2日がかりです。
引越し業者によっては、長距離引越しでもお願いすれば当日中に対応してくれるところもあるかもしれませんが、当日中にできるとは考えずに2日がかりと予想してスケジュールをたてるほうが楽です。
2日がかりなら、当日中に引越しが完結する場合と違い、色々と想定するべきことが変わってきます。
想定しないといけないこと・・・それは、「移動」と「宿泊施設」です。
近距離引越しなら、基本的に考えなくて良いことですが、長距離引越しだとこちらについても考えなければいけません。
【チェック1】新居のある街への移動はどうする?
まず、長距離引越しで忘れてはいけないのは新居のある街への移動手段です。
自家用車、電車、バス、飛行機。長距離引越しの移動距離によって色々な交通手段があります。
公共交通機関を使う場合事前に座席を予約したり、時刻表を調べておいたりといった準備をしておくとスムーズに移動しやすいです。
自家用車を使う場合は経路を確認する必要も出てきます。
【チェック2】宿泊施設はどうする?
長距離引越しで翌日に荷物搬入になる場合は、旧居を出てから1泊する宿泊施設を事前に予約しなければいけません。
予約する場所は新居から近いホテルがベストです。
受験シーズンになると地域によっては安いホテルの予約は埋まっている・・・という展開も考えられるので、早めに予約しておくに越したことはありません。
トラック引越し!長距離引越しの引越し料金を確認
トラックを利用しての長距離引越しをする場合、引越しの料金はいくらかというと、例えば東京⇒大阪までの長距離引越しの場合はこちら。
単身引越しの場合
30,000~70,000円の範囲になることが多いです。
金額に開きがありますが、引越し業者により引越し料金はバラバラな傾向があるからです。
どの引越し業者も、閑散期のほうが引越し料金が安くなりやすく(30,000円前後)繁忙期だと70,000円に近くになり、引越し難民が出てくるような超繁忙期には単身引越しでありながら100,000円を超えることもあります。
4人家族の引越しの場合
4人家族の場合の長距離引越しだと100,000円~300,000円くらいの引越し料金になることが多いです。かなり開きがあります。
家族引越しの場合は、このように料金の開き方がとても広いので、引越し業者選びが肝心になります。
長距離引越しは、当たり前ですが移動距離が長いです。
引越し業者は、荷物の量×移動距離で引越し料金を算出することが基本となっているので(※それ以外の方法で引越し料金を算出する引越し業者も少数ですが一応あります)移動距離が長い長距離引越しは、自然に引越し料金が高くなってくる仕組みになっています。
とはいえ、高くなる率は引越し業者によって変わってきます。
長距離引越しが得意な引越し業者だと、引越し業界の中でもリーズナブルな引越し料金を維持できる傾向があります。
安く長距離引越しできる引越し業者を探すには、引越し見積もり一括比較サイトを活用する等して複数の引越し業者の引越し料金を把握するのがベストです。
トラック外の引越し!「コンテナ」「鉄道」長距離引越しの輸送方法
引越しといえば、引越し業者のトラックで行うのがお決まりのイメージですが・・・長距離引越しになってくるとおトラック以外の輸送方法も登場することがあります。
それが「コンテナ(船)」「鉄道」「航空便(飛行機)」です。公共交通機関のオンパレード。
トラック以外の輸送にどのようなメリットがあるのかというと、安く輸送できるという、利用者側にはとても嬉しいメリットがあります。
トラックで輸送すると運転手の人件費や高速代金もかさみますが、公共交通機関を輸送すれば他の荷物等と一緒に輸送する分、移動料金や人件費を抑えやすくなります。
これにより、引越し料金にも還元。料金が安くなりやすいです。
例えば大手の引越し業者で知名度の高い「日通」は、長距離引越しの輸送方法として、鉄道コンテナ輸送、海上コンテナ輸送を取り扱っています。
世の中の全ての引越し業者がこのような「トラック外」の輸送経路を確保しているわけではありませんが、大手といわれている引越し業者の中には、このような輸送に対応しているところもあります。
長距離引越しにこだわりを持ちたいときには「トラック外」の引越しにもこだわってみると良いかもしれませんね。
ただし、他の荷物と一緒に輸送するのは嫌だとか、公共交通機関の輸送は管理が心配という風に気にしてしまう方には「トラック外」の輸送方法はあまり向かないかもしれません。
ちなみに、トラックで輸送するけど安く抑えたいときには混載便という選択肢もあります。
混載便は1つのトラックに、目的地(新居の場所)が同じ地域の複数の案件の荷物を載せて同時に運ぶことで人件費や高速代金等を抑えて安く引越しするためのプランです。
混載便は複数の案件の荷物を載せるという特徴上、荷物多めの家族引越しでは基本的に使えず、単身引越しの方向けです。
トラックまるまる1台貸し切り輸送する方法、公共交通機関を活用する方法、1つのトラックに混載する方法。
長距離引越しは確かに料金が高くなりやすいのがネック。しかし、このように複数の種類から輸送手段を選択することができ、節約のチャンスも転がっている方法です。
ポイント
混載便は安上がり。
他の荷物と一緒に運ばれるのが嫌という場合は引越し料金が上がっても1台まるまる貸し切りが無難。
トラック外の引越しは輸送方法で料金が変わる?
「トラック外」の引越し。
公共交通機関を活用することでどれくらい引越し料金が変わるかというと、その引越し業者の通常プラン(トラック1台を貸し切りして輸送する方法)と比べると、数千円~場合によっては数万円安くなることもあるかもしれません。
ただし、その引越し業者の中で安くなった結果の引越し料金が、その時々の引越し業界の最安値になるかどうかはわかりません。
引越し料金は変動しやすく、引越し業者や繁忙期等の状況によっても変わってきます。
「トラック外」の引越しは、その引越し業者のサービスの中では確実に安くなりますが、1つの企業内ではなく全体的な視野でお得にしたいなら他の引越し業者の引越し料金も併せて確認するようにしましょう。
長距離引越しにおすすめの引越し業者はこちら
長距離引越しにおすすめの引越し業者はこちらです。
- 日通
- サカイ引越センター
- アート引越しセンター
- ヤマトホームコンビニエンス
日通
長距離引越しに慣れている=ノウハウもしっかりしているのでテキパキと対処してくれます。
サカイ引越センター
プラン数も豊富で、単身引越しも家族引越しも安心して任せることができます。実力派の引越し業者で、快適な長距離引越しを目指したいときには要注目。
アート引越センター
アート引越センターは、実力派でありながら引越し料金も時にとても安くなりやすい引越し業者として知られています。
何かと引越し料金が高くなりやすい要素を持っている長距離引越しで依頼するには、まさにぴったりの引越し業者といえるのではないでしょうか。
ヤマトホームコンビニエンス
クロネコヤマトといえば実力派の配送業者として広く知られています。そのクロネコヤマトのノウハウをしっかり活用した引越し分野。これは期待せざるを得ませんよね。
長距離引越しも、クロネコヤマトの引越し業者だからこそ安心して任せやすいのではないでしょうか。ヤマトホームコンビニエンスは実力派です!!
これから長距離引越しする予定の方は、まずは気軽にこちらの引越し業者に見積もり依頼をしてみてはいかがでしょうか。
きっと快適な長距離引越しに期待できます。
長距離引越しにおすすめの引越し業者に見積もり依頼する方法
長距離引越しにおすすめの引越し業者に見積もりを依頼する方法はこちらです。好みの方法を選択しましょう。
- 引越し業者の公式ホームページから直接見積もり依頼
- 引越し業者に直接電話して見積もり依頼
- 引越し見積もり一括比較サイトを活用して見積もり依頼
見積もり依頼方法に特にこだわりはなく「とにかく引越し業者に引越し料金の安さを求めたい」ということであれば、この中でおすすめなのは、引越し見積もり一括比較サイト経由での見積もり依頼です。
この方法は使うだけで引越し料金が安くなりやすいという嬉しい特徴を持ちます。使わない手はありません!
引越し見積もり一括比較サイトを活用すれば安くなりやすい
引越し見積もり一括比較サイトを活用すれば安くなりやすい。その理由は、引越し業者間に競争があるからです。
引越し見積もり一括比較サイトは、サイトと提携している引越し業者の中から条件に適しているところを紹介するという特徴を持っています。そのため、サイトと提携している引越し業者としては最初から他の引越し業者との競争を意識しています。
利用者の目に留まる部分といえば、最初は引越し料金(見積もり結果)です。ということで、引越し見積もり一括比較サイトを経由して見積もり依頼すると最初から少し安めに引越し料金を提示してくれやすいという特徴を持ちます。
引越し見積もり一括比較サイトの利用料金はもちろん無料。利用する側には損はないので、まずは気軽に引越し見積もり一括比較サイトを活用してみてはいかがでしょうか。
輸送方法にこだわるのもありですが、輸送方法に関わらず安い引越し業者をみつけることができるので、引越し見積もり一括比較サイトには要注目です。
【まとめ】長距離引越しは日数を考えて計算しよう!
今回の記事では、長距離引越しのスケジュールや流れを中心にご紹介しました。
長距離引越しは、近距離引越しよりは手間が増えます。
そのため早いうちからの準備が大切です。
長距離引越しすることになったら、早めに準備に取り掛かり快適で満足度の高い引越しを目指していきましょう!
安い引越し業者を見つけたいときは、ぜひ引越し見積もり一括比較サイトも活用してみてくださいね!